プロフィール
1988年旭川医科大学卒業。旭川赤十字病院脳神経外科、市立札幌救急部を経て96年から網走脳神経外科・リハビリテーション病院、2002年から同病院 院長。米国・Duke大学脳神経外科客員教授。東京医科大学病院脳神経外科兼任教授。日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医。
2012年4月から現職。
学会にまで足を運ぶ職人を
私は他に知らない。
札幌禎心会病院 院長代行・脳卒中センター センター長 谷川 緑野
手術室はもちろん、学会にまで足を運ぶ勉強熱心な高山さんは、年齢が近いこともあって、私にとって相談しやすい男なんですね。
こちらから、2、3伝えると10を理解する。勘所が良くて、どんなに難しい相談にも「できますよ」と即答する。次に会うときにはプロトタイプができていて、私はそれを見て、触って、2人であれこれアイデアを言いあうわけです。
一緒に作りあげた、サクションイリゲーション(2019.4発売)には思い入れがあります。もともと使用していた同じ機能を持つプロダクトが、手術中に管が詰まって、それを直すのに何度も中断を強いられることがありました。構造上の原因は分かっていたので、高山さんに相談したのが11年前。私のやりたいことも全部お願いしたので時間はかかりましたが、課題をすべて克服し、なかなかのプロダクトが出来上がったと思います。脳外科医なら使ってみるとわかるはずです。
脳の表皮にメスを入れたり、2mmの脳血管を縫合したりと、私たちの手術は繊細さが求められ、かつ、それが長時間に及びます。そのとき、手術器械は、自分以外に頼れる数少ない拠り所となりますから、世界中の脳外科医がその改良や開発に余念がないのは自然なことです。私にとっては、そのパートナーが高山さんなのです。
この場を借りて、彼の手術器械を使用する世界中の脳外科医を代表して、お礼を伝えたいと思います。
プロフィール
1988年旭川医科大学卒業。旭川赤十字病院脳神経外科、市立札幌救急部を経て96年から網走脳神経外科・リハビリテーション病院、2002年から同病院 院長。
米国・Duke大学脳神経外科客員教授。東京医科大学病院脳神経外科兼任教授。日本脳神経外科学会専門医・指導医、日本脳卒中学会専門医。
2012年4月から現職。